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  • 妄想した放浪「印度放浪」を読む

    藤原新也「印度放浪」を再読。

    先日の「日本を降りる若者たち」を読んで思い出した本。僕はいつも「今」から逃避することを妄想し、僕の(ほんの少しだけの)先達らが「自分探し」をする為にインドを選べた時代をうらやましく思っている。現実は随分と違うらしい。そのことは、ちょっと歳をとった分だけ判るようになった。

    それでも。それでもだ。藤原新也が体験したことへの憧れは絶えないのである。灼熱の中で日陰から日陰を求めるだけに陥る単純な思考。何かを求めたはずの場所で全てを喪失した結果。死と生が密接な関係であると実として感じたこと。それら全てに。

    ただの言いがかりか。嫉妬。これほど人の気持ちが伝わってくる本はめったにない。

  • 放浪とは違う「日本を降りる若者たち」を読む

    下川裕治「日本を降りる若者たち」を読む。

    タイのカオサンにて暮らす人々を追ったルポ。彼らを「外こもり」と呼び、そこに至る過程や要因、思いや考えを知る。

    日本の若者が抱える苦悩、ひきこもり、格差社会、ニートなど絡め、社会問題のように書かれている。しかし僕は、こんな生き方もあるのかと、興味深く読んだ。辛い場所から逃げ出した結果、安住する場所を見つけて暮らしているのなら、それは良いことではないかと。

  • リアルタイムの現実「ブログ・オブ・ウォー」を読む

    ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争」を読む。

    人気ブログ、Blackfive。そこで、兵士たちは実際に自分が目にしたことや体験したことを、あるいは祖国に待つ家族や恋人たちへの思いを、自らの言葉で語っている

    戦争は遠くでの出来事…特に「現場」から距離を置く日本と、そのメディアでは取り上げられることの少ない現実。それをITという手段が身近にし、さらに邦訳された貴重な一冊。

    個としての兵士たちは、祖国と家族を思い、その戦争の大義を信じ、命をかけている。これらの情景は映画、例えば「プラトーン」や「フルメタル・ジャケット」など、でも描かれることは多い。しかし、映画とブログには決定的な違いがある。それは、ブログがリアルタイムであるということだ。

    ここで取り上げられた63編のブログはとてもリアル(タイム)で、そして衝撃的だった。

  • エロス「金花黒薔薇艸紙」を読む

    金子光晴「金花黒薔薇艸紙」を読む。

    僕は詩人としての著者をよく知らないのだが、本書を読んで思った。敬愛すべきエロじじい。

    幾度も結婚と離婚をくり返し、さらに多くの女と逢瀬を楽しんだという彼の物語。どこまでが実で、どこからが虚か判らない好色話が、話し口調そのままに書かれている。

    老年においても性への関心が尽きない彼は、80歳にして、

    性欲って何だろうーって、最近ぼくはまた改めて考え直したよ

    とのたまう。素晴らしいね。人生はエロスだ。ちゃんと詩集も読んでみよう。

  • 写真集「月刊真木よう子Special」

    月刊真木よう子Special」を観る。

    やはり真木よう子は僕の好みだ!と強く確信。

    メディア露出を見ていると、この1年でぐっと大人になった感がある彼女。この写真集ではまた違った一面を見ることができる。目を大きく見開いた幼さが良い。ショートカットも手伝って、非常に可愛らしい。最近、随分痩せたらしく、おっぱいのボリュームも減ったのが少し残念…この人の場合、どうしてもそこに目がいってしまう。

    写真家(リリー・フランキー)は非常に残念。「月刊シリーズ」はどうしてもエロとかネームバリュー的な要素に走りすぎるのが玉にキズ。

    被写体が素晴らしいので及第だが。エロカワイイとか、まさに彼女を指す言葉だなと。

    Amazonでは即刻品切れになっている。