投稿者: momozome

  • 認知の歪みの定義

    デビット・D・バーンズによる認知の歪みの定義。

    1. 全か無か思考
      いわゆる all or nothing 思考で、白か黒かどちらかに決めてしまう。完璧でないと気が済まない。少しのミスも命取りだと考えてしまう。
    2. 一般化のしすぎ
      たった1つの良くないことを取り上げて、世の中はすべてこういうふうだと考える。そのため、先の見通しのすべてが悪く思えてしまう。
    3. 心のフィルター
      たった1つの良くないことにこだわり、そのことばかりくよくよ考え、現実を見る目が暗くなってしまう。ちょうど、たった一滴のインクがコップ全体の水を黒くしてしまうように。
    4. マイナス思考
      良いことも全て悪いほうに考えてしまう。良いことはたまたまで、次は必ず悪くなると考えてしまう。これでは毎日の生活がすべて暗くなってしまいます。
    5. 結論の飛躍
      根拠もないのに悲観的な結論を出してしまう。
      1. 心の読みすぎ-なにか言われたことを、否定的なことだと早合点してしまう。それが確かな忠告であっても、自分は価値がない人間だと言われたような気がしてしまう。
      2. 先読みの誤り-事態は確実に悪くなると決めつける。これは現実を無視した形で現れる。自分の病気はぜったいに治らないとか、お金がなくなって生活できなくなるとか、現実的にはそんなことはありえず、周囲にどれほど大丈夫だと言われても、悪くなると決めつけてしまう。
    6. 拡大解釈(破滅的)と過小評価
      自分の些細な失敗を過大に考え、自分の長所を過小評価する。少しミスをしては、ほんとうに自分は能力のない人間だと考え、周囲の人から気配りのある人だと言われても、誰でもそうだなどと考えてしまう。
    7. 感情的な決め付け
      周囲の人に、どれだけ「そんなことはない」「大丈夫だ」と言われても、自分がそう感じているから、それは確かなことだと決めつけてしまう。
    8. すべき思考
      なにかしようとするときに「~すべき」「~すべきでない」と考えてしまう。そして、そうしなければ罰を受けるのではないか、悪いことが起きるのではないかと思う。
    9. レッテル貼り
      少しでもミスをすると、どうしてミスをしたのかを考えるよりも、「自分はダメな人間だ」「自分は能力がない」とレッテルを貼ってしまう。
    10. 個人化
      悪いことが起こったとき、自分にまったく非がないような場合でも、自分のせいで悪くなったと感じてしまう。

    ある本を読んで知った定義。本書については考えがまとまったら紹介。ああ、結構長くてタイプ疲れ。タイポ、ご容赦。

  • 実現を信じて疑わない「タイムマシン開発競争に挑んだ物理学者たち」を読む

    タイムマシン開発競争に挑んだ物理学者たち」を読む。

    面白い。言うなれば、サイエンス「ノン」フィクション。ただし未完(そりゃ、そうです。残念なことではありますけど)。

    登場人物は、アインシュタイン、ティエンドラ、エディントン、ホーキング、キップ・ソーン…思考実験、証明、間接的な証拠の探査…タイムマシンは現実に研究競争されている科学で、この本は超常現象を取り上げたものではない。

    世界最高の頭脳を持つ人々が、互いの意見、心情、何より科学的な根拠を持ってせめぎあっている。人が時を操る術は否定されていない。

    現代の物理学の実験は、ある事実をはっきり如実に示している。それはタイムトラベルが可能なばかりか、自然の一部として周囲のあらゆる場所で起こっていることとだ。(中略)一方のグループは、現在の物理学がタイムとラベルの必然性を示すなら、そのどこかに誤りがあるに違いないと主張する。

    何とも興奮するじゃないですか。

    本書は時代背景を織り交ぜながら、物理学者の研究に迫る。素人が手を出せないような難しい数式などは抜き。また、本書には面白い工夫がある。おおむね20世紀以降の物理学に関係すると認めがたい説明の部分を明確に区別してくれている。これで下手な注釈を抜きに、時系列に沿って、SFや映画と絡め、物理学者たちの意図と成果をがつがつ読み進むことができる。

    量子テレポーテーションと言われるものがある。情報を時間経過なしに別の場所へ送る技術である。その情報を元に物質を再構成できるなら、時空を超えて移動したことになり、タイムマシンの可能性を感じさせる。

    科学者は空想と現実の違いをわきまえていて、現実のほうが重要だと認識している。だが、タイムトラベルは単なる夢でなく、まったく現実的なものと予想される。

    今、観たり読んだりしているSFは、現実になる日が来るのかもしれない。

  • 七瀬三部作「七瀬ふたたび」を読む

    筒井康隆「七瀬ふたたび」を再読。

    七瀬は20歳を越え、美少女から妖艶な大人の女に成長している。たえず男からエロティックな妄想で見られるほどの美しさをたたえる。物語は、前回の「家族八景」が人間の裏側を描いた恐怖サスペンスなら、がらりと趣向が変わり、サイキックアクションものとなる。

    超能力者ゆえの哀愁を持ちながらも、迫り来る危機と、力強く戦う七瀬の姿が描かれる。正体のまったく見えない相手、謎が謎を、仲間が仲間を呼ぶ。

    Webを見ると三部作中で本作が一番好きだという人が多いようだ。NHKでドラマ化もされている。筒井さんのすごさは、描く物語が違えば、書く文体も変わるところにある。七瀬三部作も、七瀬という題材のみが共通項で、それぞれ趣はまったく異なる。本作は筒井エンターテイメントとして、とても面白い一冊。

    そして最終章「エディプスの恋人」に続く…

    注意。解説は下手に読んではいけない。なぜか最終章にまで触れて書かれているので、ネタバレしてしまう。なぜ、こんな解説を付けたのかは不明。

    (関連)
    七瀬三部作、家族八景
    七瀬三部作、エディプスの恋人

  • 僕も疎かった「大人が知らない携帯サイトの世界」を読む

    大人が知らない携帯サイトの世界 ~PCとは全く違うもう1つのネット文化」を読む。

    仕事半分、興味半分。つい最近まで「情報格差」といわれるものを信じていた。それは、PCを持つ人と持たない(持てない)人の差。ケータイでWebサービスを利用できるようになったからって、まだまだPCには及ばない。そんな、一元論的視点…オヤジ化する自分が嫌だね。

    ユーザインターフェイスの弱さ故、略し言葉、そっけない文書を駆使するコミュニケーションが生まれている。街中や電車で片時もケータイを離さない人々は、たえず人と繋がっている。また、音楽、ゲーム、ニュースなど世界中のコンテンツと繋がっている。言葉通り、コミュニケーションツールを携帯しているのだ。

    すでにPCサイトとケータイサイトでは比較文化論を語れるほどの違いがあると実感した。PCとケータイの違いが、世代の違いと同義語になりつつあることが怖い。お互いに歩み寄らないと、こんなところからもジェネレーションギャップが生まれてしまう。

  • 中東問題メモ

    父に学ぶ、中東問題メモ。

    1. イスラエル対パレスチナの問題
      1. 欧州列強の無策?双方に矛盾することを約束した
      2. 欧州にユダヤ人虐殺の負目がある。イラン大統領が最近指摘している
      3. 双方に強力な政治基盤をもった指導者がいない。イスラエルは少数派の宗教右派、パレスチナはハマスを無視できないから、政治的な妥協が成立しない
      4. アメリカはユダヤ人の力を必要としてる
      5. 軍事力ではイスラエルが圧倒的に優勢。イスラムのアラブ産油国が先進国の経済を左右する。中米産油国が反米を掲げてイスラム諸国に接近開始
    2. アラブ・イスラム諸国の内部問題もある
      1. フセインが倒され、アフガンが弱体化したことはイランにとって善じゃないかな。イランは豊富な石油資源と原油高騰により外貨を稼ぎまくっている。中東の覇権が握れるのではないか。そのつもりだよ
      2. アメリカよりの国は国内に反体制の勢力をかかえている
      3. 資源の乏しい国もある
      4. イスラム教も一枚岩でなく、主としてスンニ派とシーア派とが対立。問題は山積みだよ

    思い付くままに書いてみたとのことだが、これをヒントに勉強中。