投稿者: momozome

  • 原理主義は頑なか?(2)

    原理主義は頑なか?(1)を書いたのは、イスラム教では原理主義、キリスト教では根本主義という言うのではないか。そして、それらの言葉が意味するのは、教理の原理・根本に立ち返るということであり、頻繁に暴力主義と同義で使われることに疑問を感じたからだった。

    今度は「仏教原理主義」という言葉を耳にした。仏教原理主義者による暴力が、世界で広がっていると報道するマスメディアがあるのだ。何と乱暴な言い方かと。そもそも、そんな言葉が本当にあるの?

    ビルマ(ミャンマー)での反政府デモ。タイでの反タクシン活動。インドではカースト制から逃れる目的も手伝い、仏教徒の支持を得る政党が急成長している。そして、今回のチベットでの騒乱などを挙げているのだが、これらを一並びにすることすら疑問だ。

    仏教が原理を求めれば「不殺生」に戻るよな。イスラム教の「ジハード」も、本来の意味は「努力」だ。

    いつも通り、とりとめもない話で恐縮でry学ぶことは多いってメモメモ。

  • 残酷物語かのような「心は実験できるか」を読む

    心は実験できるか―20世紀心理学実験物語」を読む。

    本書は科学ノンフィクションというか、有名な心理学実験を、まるで物語のように描いている。どれも有名な実験であり、確かに現代の心理学の進展に寄与したものもあるだろう。しかし倫理的問題を抱えたこれらの実験を、賛否両論あると一言では片付けることはできない。

    人の好奇心がいかに恐ろしく、残酷であるかを教えられる。人が理性を失ったかのような、あるいは意図的に捨ててまで、同じ人を弄ぶ衝動はどこからくるのだろうか。

    とりあげられる10の実験は、

    1. スキナー箱を開けて―スキナーのオペラント条件づけ実験
    2. 権威への服従―ミルグラムの電気ショック実験
    3. 患者のふりして病院へ―ローゼンハンの精神医学診断実験
    4. 冷淡な傍観者―ダーリーとラタネの緊急事態介入実験
    5. 理由を求める心―フェスティンガーの認知的不協和実験
    6. 針金の母親を愛せるか―ハーローのサルの愛情実験
    7. ネズミの楽園―アレグザンダーの依存症実験
    8. 思い出された嘘―ロフタスの偽記憶実験
    9. 記憶を保持する脳神経―カンデルの神経強化実験
    10. 脳にメスを入れる―モニスの実験的ロボトミー

    子供を箱の中で育てる実験、電気ショックを強制させる服従実験、脳の一部を切除する実験、記憶を捏造する実験…著者はそれらについて、

    科学を、問題を体系的に追究して普遍的な法則に相当するものを生み出すものと定義するならば、心理学はその条件を満たすことに失敗し続けてきた。

    と断じる。

    読んでいる最中、731部隊の実験、ヒロシマ・ナガサキでの実験、スタンフォード監獄実験(とても恐怖を覚える「es」という映画が印象的)、なども思い浮かべた。

    (関連)
    「心理テストはウソでした」を読む

    (追記)
    心理学は科学か?という命題は存在する。僕は”これから”科学になっていくのだと思っている。

  • きみは、ひとりじゃない。「青い鳥」を読む

    重松清「青い鳥」を読む。

    先生はうまくしゃべれない。だから、”たいせつなこと”しか言わない――。

    本書は中学校を舞台とした短編集。何らか問題を抱えた子供と、吃音の先生との触れ合いの物語。そして先生は言う「(君に出会うのに)間に合って良かった」と。その一編一編が、子供と大人という関係を越え、普遍的な感動を与えてくれる。最初の一編「ハンカチ」を読んだ時、涙が溢れて仕方なかった。

    僕は孤独を強く感じることが多い人だった。今はたくさんの人たちが僕を気にかけてくれて、必要な時に支えてくれることを知っている。もし、あなたがひとりぼっちだと思っているなら、まわりにひとりぼっちだと思っている人がいるなら、この本を読んで欲しい。言葉は少なくても、人は人の側にいるだけで、相手を強くすことができる。救うことができる。そう信じることができた。

    近年で最も感動した傑作。多くの人に読まれるといいなと思う作品。

  • ヴェルディ×鹿島

    初のホーム戦。キックオフ2時間前からスタジアムに行き、その興奮を楽しむ。相手は昨年の王者。前節で4得点をあげた鹿島だ。相手に不足なし…とは自信を持てない。それが正直な気持ちだった。

    結果は0-2での敗北。

    悔しかった。これほど悔しいと思うのはいつ以来か、と思うほど。

    試合が終わった直後、ゴール裏から「東京ヴェルディ」のコールが沸く。結果よりもこの戦いが素晴らしかった証。トップリーグで戦うチームには結果が伴わないとダメなんだ。僕らもそれを望んでいる。勝点が欲しい。それでも、激励せずにはいられない。そんな一戦だった。

    前節と同じスタメン。2点を奪われたけれど、メンツに問題はないように思う。昨年(J2)までの長いシーズンと交代枠の少なさから思う不安はあまり感じない。まだ和田が自分の役割をはっきり判ってないようには思う。廣山が戻ってくる時間が多いのは、相手が鹿島だったからだけじゃないような、ちょっとした不安。あそこに海本を入れてみたいなあ。

    あとはレアンドロなんでしょうか。運動量はいいなと。ポジショニングは(僕はまだここまで判らないけど、友達が言うに)悪くない。ボールを扱う柔らかさは芸術的だと思うほど。ただ、もっとゴールを向いて欲しい。今のヴェルディで一番得点して欲しい人なんだから。後に、ディエゴ、廣山、飯尾がいる。だからこそ、あなたに決めてもらいたい。思いっきり打って、外してもフォローする人がいるんだから。チームを信じて!

    今日、負けたのでね。鹿島ホーム戦は絶対に行きます。勝って、襲われる前に逃げるように帰ってやる。帰りのバスでビール飲みながら。

    あー悔しい。でも、悔しいと思えるようなゲームで良かった。

  • かわいい「ちっちゃなスクエアケーキのレシピブック」を読む。

    ちっちゃなスクエアケーキのレシピブック」を読む。

    久しぶりに乙女心つかまれた。がっつり。写真かわいすぎ(リンク先をぜひ)。

    スクエアケーキとは、一口サイズケーキのこと。その控えめな様、今風に言うなら、萌え~だ。

    でも、ただかわいいだけではない。バリエーション豊かに35種類の小さなケーキが紹介されいている。かなり実用的。どのレシピも簡単だし、ちょっと知っておけば、普段キッチンにある材料だけで、気の利いたもてなしができそう。

    もてなす相手がいれば。