最後の一杯が飲めない

朝起きてすぐ腹筋、背筋、腕立てを20回ずつやるようになって1ヶ月。週末にフォームの改善に取り組んだ。結果、筋肉痛になった。もちろん練習して、いつもより回数が多いこともあるけど、これまでと負荷が違う。最近「余裕あるから30回」と思えたのは、正しいフォームではなかったからだ。フォーム大事。

この前買った「禁酒セラピー」は、原題が「easy way to control alcohol」なので、お酒をやめずに「コントロール」する方法が書かれていたりして?と期待していたけど、目次でネタバレしてた。最終章が、

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最後の一杯を飲み干しましょう!

どうやら結論は断酒となるようだ。一昨日、少しでも気持ちを軽くしようと、ランチビールを片手に読みはじめた。でも冒頭に、この本を読むルールがあり、

  • すべてのルールに従うこと
  • ページをとばして読まないこと
  • わくわくした気分で始めよう
  • ポジティブに考えよう
  • 本書を読み終えるまでお酒を控えたりやめたりしないこと
  • 酔っているときは本書を読まないこと
  • 心を開いて!

と7つ書かれていた。飲みながら読んじゃダメじゃん。それに、ポジティブに捉えることはできても、わくわくできるだろうか?この本を読み終えたとき、作者が言うような素晴らしい気持ちになれるだろうか?毎日お酒のために生活している僕が、お酒を飲まなくなったら驚きだよね!とか考えてみようか。

読み進めて印象的なのは、知ってることばかり書いてあること。ただ見方が違うだけだ。お酒の良い面は思い込んでいるだけ。お酒の悪い面からは目を逸らしているだけ。散々、飲んできた自分には納得がいくことばかり。わずかな点を除いて。本も終わりに差しかかり、

疑問が残っている人は、まだ禁酒を実行してはいけません。「ああ、そうだったのか!」と思えるまで、本書をはじめからじっくり読んでください。(中略)お酒に関する疑問がすべて解けた人は、最後の章に進んでください。

僕は「最後の一杯」を飲めないでいる。

最後まで読み切ったけど、手が届くところに置いて、何度でも読み直す。お酒を飲むたびに「疑問」について考える。正直、お酒をやめずに節酒で済めばいいと思う。でも「読んでもやめられなかった」と言うには早すぎると思っている。

解決には他の本(知恵)も必要になりそう。とりあえず同じ著者の「禁煙セラピー」を書い直した。それと「自分の小さな『箱』から脱出する方法」を本棚から出してきた。

晩酌

今、お酒はとても美味しい。

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