素晴らしく判りやすく、情報(データ)を収集し、分析し、活用する方法を語る。今が情報社会だからと言うのではなく、いつの時代でも一般常識と言える技術が書いてある。情報は議論の共通言語なのだ。マスメディアが言う現実と実際の現実は違うことがよく判る。
カテゴリー: 本
インテリジェント・デザイン‐ID理論
副題が『ダーウィンの進化論は完全に間違っていた!!聖書原理主義の創造論でもない「第三の生命観」、ついに日本上陸!!』と、宗教を否定しつつもオカルト臭を感じた。宗教とは一線を画していると訴えることに重きを置きすぎているからか。でもある程度は認められている理論。いろいろな立場、考え方があるのがよく判る。
脳の中の「私」はなぜ見つからないのか?
脳の中の「私」はなぜ見つからないのか? ~ロボティクス研究者が見た脳と心の思想史

「私」とか「自由意志」は幻想にすぎない?ロボット研究者という工学者である著者が、著者の研究の過程でたどりついた結論、受動意識仮説に関して語る。仮説ではあるけど無視できないほど研究されている。ちょっと恐ろしくもある。
理性の限界
アロウ、ハイゼンベルク、ゲーデルらの思索を平易に解説しつつ、人類が到達した「選択」「科学」「知識」の限界論の核心へ。知的刺激にみちた、「理性の限界」をめぐる論理学ディベート。各章のテーマにそって仮想パネルディスカッションをしていて、理解の助けとなってくれる。素晴らしく良本だった。
目次は下記。
序章 理性の限界とは何か
第1章 選択の限界
投票のパラドックス / アロウの不可能性定理
囚人のジレンマ / 合理的選択の限界と可能性
第2章 科学の限界
科学とは何か / ハイゼンベルクの不確定性原理
EPRパラドックス / 科学的認識の限界と可能性
第3章 知識の限界
ぬきうちテストのパラドックス / ゲーテルの不完全性定理
認知論理システム / 論理的思考の限界と可能性