投稿者: momozome

  • 映画化・傑作「死神の精度」を読む

    伊坂幸太郎「死神の精度」を読む。

    昨年の直木賞候補まで行き、今年映画化される作品。

    冷静なのにどこか変わった人間味のある死神にまつわる短編集。それぞれの章は短編として完結しているが、所々でリンクして、1冊を読み終えた時にささやかな感慨を覚える。

    著者は映画に影響を受けることが多いと聞く。この作品を読んで「ジョーブラックをよろしく」を思い起こした。

    良作。

  • 炎上しないために「議論のルールブック」を読む

    岩田宗之「議論のルールブック」を読む。

    Webで連載されていた議論のしかたに加筆して書籍化。書籍になって改めて感じるのは、至極当然のことがきちんと示されているということ。何が正しい議論なのかを判りやすく、具体的に学ぶことができる。

    議論では、とかく自分の主張を通すことを最優先に考えてしまう人がいます。それは間違いです。本来、議論では相手の話を聞くことが最優先で、それに比べれば自分の主張はあまり重要ではありません。

    感情論に走らず、先ず相手の話を聞くことが第一歩。議論は自分の考えを押し付けることではない。勝ち負けを決めることでもない。

  • 「モテたい理由」を読む

    赤坂真理「モテたい理由」を読む

    少し変わった視点から書かれた男女論。

    社会が戦争は(考えることさえ)悪だとなった時点で、男の価値が下落することは判りきっていた。

    「モテ」「セレブ」「愛され」などの価値観が続々登場するのは、経済がフロンティアを女性に求めているから。なお「モテ」は関係性において優位に立つ(出し抜く)こと。

    女はマルチタスク。悪く言えば注意力が散っている。

    女性(の人生)は全てが連動しているから、最初からいっぺんに考えなければダメ。

    など、興味深い内容がならぶ。やや焦点があやふやだが、現代のキーワードを豊富に取り上げた文化論といえる。異性にも同性にも媚びない文体に好感。

  • 生活創造者度チェックリスト

    http://wiredvision.jp/blog/ishii/200801/200801241100.htmlの覚書。ロハスを実戦する人って本当に増えているのかなあ。

    1. 自然を愛し、自然破壊を非常に懸念している
    2. 地球規模の問題を意識し、こうした問題に対しては、例えば経済成長の抑制といった動きが起きることを期待している
    3. 環境保護や地球温暖化防止のために使われるのであれば、今より多くの税金を払ったり高額な商品を買ったりする
    4. 人間関係を広げ、育てていくことはとても大切だ
    5. 他人を助け、他人のユニークな素質を引き出すことはとても大切だ
    6. 一つ以上のボランティア活動をしている
    7. 内面的な成長を非常に重視している
    8. 政治と宗教は結びつくべきではないが、生活の中での精神性や宗教的要素はこれからもっと大切になってくると思う
    9. 職場での男女平等はもっと推進されるべきで、職場や政治の場でより多くの女性リーダーが登場すべきだ
    10. 世界中の暴力や女性・子どもへの虐待を懸念している
    11. 政治や政府支出は、子どもの教育や健康、地域の再生、持続可能な地球環境の創造に重点を置くべきだ
    12. 旧来の保守派と進歩派を軸とした政治システムに満足せず、かつ勢力の弱い中間派ではない新しいあり方を見つけたい
    13. どちらかというと将来を楽観視していて、メディアから流されるシニカルで悲観的な見方は信用しない
    14. 新しくより良い生活をつくり出すことに関わっていたい
    15. 合理化や環境破壊、途上国の搾取など、大企業が利益を上げるためとして行っていることを懸念している
    16. 家計をきちんと管理しており、無駄遣いを心配していない
    17. 成功や出世、ぜいたく品を持ち、それらにお金を使うことに重きを置く現代文化は好ましくない
    18. 見知らぬ地域やそこに住む人々が好き。自分とは異なるライフスタイルを体験したり学んだりするのが好き
  • 転職にまつわるメモ

    友達が10年勤めた仕事を辞めて新天地を求める、かもしれないという話を聞いて考えた。僕は自由業のかたちをとっているので、契約先はよく変わる。そのノウハウは役に立つだろうか?ただし仕事はコネクションで広がる。悪く言えばいつも知人頼り…

    これまで、新しい仕事をする際にあったことを思い起こしてみた。

    転職=スキル。そんな構図がある。確かに、何ができるかって経験は大切。でも、それよりも、これまでどんな考え方をしてきたか問われることが多かった。

    まあ、僕の場合は同じ業種だからかもしれないけど、例えば、

    最近作ったシステムの構成は?ハードウェアは?OSは?フレームワークは?開発ツールは?採用したソフトウェアは?データベースは?

    と散々「具体的」な質問をされた後、

    どうしてそうしたの?

    と必ず聞かれる。ここで合格するとさらに、

    どんなトラブルがあった?それにどう対処した?

    と続くのだ。

    知らないことを覚えるのは根性でどうにかなることも多い。根性と扱い易さを考えれば、とても若者に叶うわけがない。30歳も半ばになる人に求められるのは根拠を伴った判断力、先を見越した対応力…かな。コミュニケーション能力は言うまでもなく必要。意思を伝えるくらいの会話はできないと。

    なお、オジ様に対して、酒が飲めるってのはかなり有効だ、体験上(オチw)