ここ数年、本を読むときはメガネを外すのが普通になっていた。少し早い気もするけど老眼だとあきらめていた。わざわざ検査をして「老眼です」と言われるのも嫌な気がしていた。
でも、転んでお気に入りのメガネも壊れたし、久しぶりにきちんとメガネ屋で視力検査をしてみた。結果、なんと、老眼じゃなかった！
[広告]
これまでのメガネの矯正は、遠くが見え過ぎていた。目は適正に見ようとするから、逆に近くを見ようと常に調整している状態。特に近くを見るときは強い調整がいるので、老眼のような状態であったらしい。
ショック。驚き。衝撃的な事実。
メガネをとっかえひっかえするのが好きで、10年以上前に作ったもののコピーをくり返してきた。つまり手元にある何十本ものメガネ、全てが間違った矯正ということ。同時に10年以上、目に余計な負担をかけて生きてきたことになる。
加えて、乱視があることは学生時代から知っていた。当時は「矯正するほどではなく、レンズが高くなるから、乱視は無視しましょう」と言われた。今は、軽度の乱視の矯正に追加料金はかかりません。なんと。無知だった。
もう担当してくださった店員さんが神様のように思えてくる。もともと江戸一の女将さんにも勧められていたので、全てをお任せすることにした。
遠くが見えすぎている（視力1.5）のをやや落とします（視力1.0）。それでも乱視と斜位を矯正することで、あまり変わらずに遠くも見えるはずです。と教えていただいた。斜位（隠れ斜視などと言う）を矯正するには、レンズが数千円高くなるが、目の疲れもあきらかに変わると思います、とのこと。
その場でフレームを選んで、助言通りのレンズでメガネをお願いした。手軽にメガネを作れるお店が増えても、地元にメガネ屋さんが残っていた理由、よく分かった気がする。新しいメガネができるのが楽しみ。
これまでのメガネは、気に入ったものはレンズ交換するけど、ほとんど捨てることにする。それでも心は軽やかだ。甘えると言うのと違うけど、もっと人と関わって生きていないと、分からないことだらけだ。また、転んでもただは起きないエピソードが増えた。
おしゃれランチ。
と自分では思って写真を撮ったけど「紙皿とパックご飯じゃなかったらおしゃれですね」と言われた今日のお昼。
[広告]