仕事関係の方にわがままを聞いて頂き、平日の昼間のシンポジウムに参加。
国会図書館でそうそうたる面々が「読書とはなにか」について語る。非常に大きなテーマ故に、みなさん戸惑っているようにも見えたが、有益な時を過ごせた。
松岡正剛氏は大ファンであるので、話は全て頷くしかない。笑。やはり「読書とは編集である」という帰結があり、書き手と読み手、その間にある全てを含めて読書なのだと説く。本は書き手が苦悩して生み出したものであり、つまり本は書き手の排泄物である、などウィットにも富んでいた。
他、これから考察しようと思ったヒント。
- 共読。書き手と自分、同じ本を読んだ人と自分、その本に登場した人と自分、といった関わりを意識せよ。
- 挟読。他の(ジャンルの)本へのつながりが挟まってくる。
- 世界には裂目があり、それを読書によって見つけ、そこに入っていく勇気を持て。
- 五感を大切にした読書をせよ。本だけに集中する必要はない。
- 書店と図書館を特別なものだと思わず、一般のサービス業と捉えて積極的に利用せよ。つまり、不満があればどんどんぶつけよ。
まだ整理しきれていないが、とにかく刺激的だった。
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午後抜け出した分、夜は遅くまで仕事。いい一日だった。
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