投稿者: momozome

  • ハート・ロッカー

    映画「ハート・ロッカー」公式サイト

    あらすじ

    2004年夏、イラク・バグダッド郊外。アメリカ軍爆発物処理班・ブラボー中隊のリーダーに、ウィリアム・ジェームズ二等軍曹(ジェレミー・レナー)が就任する。まるで死への恐怖などないかのように遂行されるジェームズの爆発物処理の様子に、仲間のサンボーン軍曹(アンソニー・マッキー)らは不安を抱くようになり…

    よくできたアメリカ視点の戦争映画。の一言。

    例えば、「フルメタルジャケット」は訓練と戦場による人の「変化」を、「プラトーン」は密林での泥沼の「恐怖」を、「メンフィスベル」では戦場で芽生える「友情」を。この映画では、爆弾処理を中心に「緊張」を描いている。ストーリー性を極力排除し、現実味を追求することで、その緊張感を存分に伝える。

    ちょっと面白く思ったのは、あまり反戦の訴えを感じないこと。極限の緊張は人を壊す、または虜にしてしまう。冒頭の「戦争は麻薬だ」という言葉がこの映画のテーマそのものなのか。

    史上最低興行のアカデミー作品賞という話題性だけで観に行くのはあり。この緊張は劇場でぜひ。ただし「リアル」を売りにしているこの映画、PG-12 指定では少し甘いのでは?と思うシーンもあるので気をつけて。あと後半の夜のシーンは蛇足だと思う。Blu-ray は買わない。

  • STUDY HACKS!

    STUDY HACKS!

    これまで経験したことをリセットして、自分を再構築して、人生を豊かにしよう。その為の勉強を楽しくなるやり方が提案される。

    目次

    ツールハック 機能と形態
    環境ハック 身体と環境
    時間ハック すきまとながら
    習慣ハック 愛着と定着
    試験ハック 選択と集中
    語学ハック リズムとゆらぎ
    キャリアハック STUDYとSTUDIOUS

    目次の通り7分野、全てで87のハックが紹介される。できるものだけ、自分に合うものだけ、でも実践すれば確かなプラスになるはず。参考にして自分のやり方を確立するのもよし。全てを完璧にこなせたら、著者の小山氏のように京大、MBA、中小企業診断士などを突破できるのだろうが。ちょっとしたヒントを得る為にだけに一読の価値あり。

  • 若き詩人への手紙

    若き詩人への手紙・若き女性への手紙

    作品の個性を究めるとは、唯一無二の道を歩むことであり、それはとにかく孤高の道であると語る。道について悩む若者、特に芸術家に薦められることが多い。100年前の手紙は今なお生きていて、美しい言葉が並び、繰返し手に取るであろう一冊。もっと早くに読むべきだったかな。

    実は、映画「天使にラブ・ソングを 2」で知った。歌手を夢見る生徒へウーピーが語る。

    「リルケの本で、”若き詩人への手紙”っての。ある時リルケが、『詩人になれるかどうか、作品を読んで下さい。』って手紙を受け取った。リルケはその人にこう言ったの。『それを決めるのは、私ではありません。朝、あなたが目覚めた時、詩を作ることしか頭になかったら、あなたは詩人です。』同じことがあんたにも言えるわ。いい、朝目がさめて、歌うことしかあんたの頭に浮かばなかったら、そりゃ歌手になるべきよ。」

    若き人にとっては最高の助言だ。僕は毎朝「まだ寝ていたい」と思っている。

    頭をよぎったので蛇足。同じ孤高の人ジョブスは、

    毎朝鏡を見て、もし今日が人生最後の日だったら、今日やることは本当にやるべきことであろうか。

    と語っている。対比が面白い。

  • しんばし鶏繁(とりしげ)の焼き鳥

    最近は鶏繁の焼き鳥が一番。

    いつも大体、6本セット(ささみ、砂肝、レバ、もも、だんご、手羽)に、お好みで2~3本追加。最初は生ビール、後は熱燗を2~3杯。お通し、野菜サラダ、鶏スープが付いて5000円ほど。安いとは言えないけど、相応に旨いのでついつい通ってしまう。

    鶏繁6本セット

    ささみ、ほぼレアで刺身のよう。砂肝、大ぶりで固すぎず絶妙な歯ごたえ。レバ、ミディアムレアでとても濃厚。もも、焼き鳥屋の勝負串だけに間違いない。だんご、柔らかくジューシーで一番のオススメ。手羽、表面はパリッとして香ばしくふっくらしている。

    他にも、やげん(軟骨)、ねぎ巻き、ぼんちり、などはお決まりで頼むことが多い。珍しい部位の入荷があるか尋ねるのも楽しい。普段は焼き物メインで行くが「ぜひ刺身で召し上がってください」と言われるほど新鮮なレバがあったりする。お腹に余裕があれば〆に鶏そぼろ飯を推す。

    書いていたら食べたくなってきた。先日、行ったばかりだけど。

  • 多読術

    多読術

    敬愛する松岡正剛氏の著。対話形式でご自身の読書論を語る。本を読むことが好きな人ならきっと関心、共感することが多い一冊。

    本に限らず、モノゴトはある以上の量が複雑に絡み合いはじめると、新しいものを生み出す。情報も、芸術も、人間関係も、語学の習得でもそうなのだと思う。沢山の本を読みこなすほど、読んだ量以上の価値を得ることができるのだ。

    目次

    第一章 多読・少読・広読・狭読
    本棚拝見/本は二度読む/たまには違ったものを食べてみる/生い立ちを振り返 る

    第二章 多様性を育てていく
    母からのプレゼント/親友に薦められた『カラマーゾフの兄弟』/文系も理系もこだわらない

    第三章 読書の方法を探る
    雑誌が読めれば本は読める/三割五分の打率で上々/活字中毒になってみる/目次をしっかり読む/本と混ってみる/本にどんどん書き込む/著者のタイプを見極める

    第四章 読書することは編集すること
    著者と読者の距離/編集工学をやさしく説明する/ワイワイ、ガヤガヤの情報編集/言葉と文字とカラダの連動/マッピングで本を整理する/本棚から見える本の連関

    第五章 自分に合った読書スタイル
    お風呂で読む・寝転んで読む/自分の「好み」を大切にする

    第六章 キーブックを選ぶ
    読書に危険はつきもの/人に本を薦めてもらう/本を買うこと/キーブックとは何か/読書しつづけるコツ/本に攫われたい

    第七章 読書の未来
    鳥の目と足の目/情報検索/デジタルvs読書/読書を仲間と分ち合う/読書は傷つきやすいもの

    「読書の醍醐味は?」という問いに「無知から未知へ」とお答えになっている。無知から既知へではなく、さらに好奇心が生まれるということなのだろう。こうして本を読む楽しみを深めてきた方なんだな、とつくづく関心した。