先週の噂ニュース。
‘Gossips’ say Apple will acquire ARM
「Appleが80億ドルでARM買収」のうわさ
Apple が Intel の core i5、i7 納入遅れに対する脅しと今後の価格交渉への布石。「そんなことはありえない」といった向きが多いように感じる。でも、ちょっと考えてみた。
日本の半導体メーカは ARM を作っている。自社でシステム LSI を作るには多額の投資が必要なため、ARM 入りの SoC を作る方向に舵をきっている。よって現在は Intel 対その他の LSI ベンダー(ARM ライセンシー陣営)という構図になりつつある。(GPU 陣営はとりあえず無視)
Apple が引き続き、日本陣営にライセンス提供すればイギリスの会社がアメリカの会社に移るだけと言える。しかしライセンス提供やめると日本陣営はロジックを作れなくなる。その時に ARM 相当のチップをデザインする体力が残ってる会社はあるだろうか。(原子力と半導体を両輪にする東芝くらい?)
モバイル向け、低消費電力組み込み向けすべての LSI は Apple と Intel に牛耳られることになる。NVIDIAのTegraもなくなる。日本の携帯電話もみんなAtomになる…むしろ Intel には朗報なのかもしれない。
Apple にしてみればそれだけの金を払っても買う価値がありそうだ。そして実現するのなら、Jobsはライセンス供給しないように思う。
ほら、怖い話になった。
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