「超人類へ! バイオとサイボーグ技術がひらく衝撃の近未来社会」を読む。
タイトルは一見SFっぽいが、フィクションではないれっきとした科学本。
遺伝子操作による能力増強、インプラントによる能力拡張、脳とコンピュータの融合など、これまでは空想話だと思われがちな技術が、実は着々と実現に向かっていることが判る。衝撃的内容。
今ある倫理は、科学の進展にまったく追いつけていないと思い知らされる。自分が生きているうちに、遺伝子操作、ドーピング、インプラント、何でもありの科学オリンピックなんてものが開催されるんじゃないか?本気でそう思った。
最先端科学を知る機会に恵まれるのは、科学者と科学に興味を持つ人(ビジネスマン)、その次はSF好きだと思う。グレック・イーガン、フィリップ・K・ディック、アーサー・C・クラークなどの著書、今では古典SFに書かれていたことは、すでにフィクションではない。マンガだと、ナノテクや量子力学を取上げている「銃夢」、遺伝子工学やインプラントが登場する「BLAM!」などの世界観が頭をよぎる。大興奮の1冊だった。
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