日本に期待して「ウェブ国産力」を読む

佐々木俊尚 「ウェブ国産力 日の丸ITが世界を制す」を読む。

これからの日本がIT分野をリードすると期待している人が書いたもの。表題に期待するほどウェブ動向を網羅したものではない。ただ、とりあげられる話題は面白い。有名人との対談もあるし。

例えば、Googleがウェブ検索を基に発展して、コモディティ化した分野にどう対抗するか?または変わる技術は生まれるのか?日本に限らず、昨今のMS+Yahoo!が実現したとしても、果たしてそれは可能なのか?情報社会において、検索とは不可欠なもの。情報を見つけるためのキーワードに、どこまで「個人」を絡めていくのかが課題。

個人情報を守りつつ、個人のニーズをどこまで反映させるか…

お財布ケータイによる支払で趣向を分析する→駅の改札やGPSで居場所を特定する(当然、それが平日の夜か、週末か、などの時間は判る)→その個人にとって、その場所、その時に有益な情報がメールで手元に届く、そんな検索の自動化。

…問題や課題はたくさんある。でもIT分野に携わっている人には日常的で具体的な話。興味があれば楽しい。

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