「夏のロケット」を読んでワクワクした。
スーツを脱ぎ捨て、ぼくらは再び宇宙をめざすか。火星小説マニアだった“ぼく”は新聞社の科学部記者になり、過激派ミサイル事件を追っている。事件は高校時代の仲間へと彼を導く
ミステリー賞を取っているが心躍る青春小説。
高校の同級生が30歳を過ぎて起こす(巻き込まれる)サスペンス。少年だった自分が夢見ていた頃の気持ち、大人になって突きつけられた現実、同じだけの時間を過ごした仲間のことを思いながら、イッキに読まされた。
海の日を絡めた3連休は友達と海遊びに出かけた。その間にも気軽に楽しめそうと選んでこの1冊を持って行き、海辺や友達が寝静まった後に読んだ。このシチュエーションも大正解で、ロケット打ち上げのところでボロボロと涙がこぼれたのは酔っ払いだったからだけじゃないはず。久しぶりに澄んだ気持ちで夜空を見上げた。
夢は叶えるもの…だよなー
ロケット絡みで、アニメ「オネアミスの翼」やマンガ「プラネテス」を思い出した。どちらもお良作なので夏のうちに観返して紹介したいところ。
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