流行なので「国家の品格」を手にする。がっかり。こういう選書は失敗が多い。
「はじめに」で、
品格なき筆者による品格ある国家論、という極めて珍しい書
第一章の最初のページで、
女房に言わせると、私の話の半分は誤りと勘違い、残りの半分は誇張と大風呂敷
とご本人が仰る通り、特に読む価値はない。昔は良かったと言う、ご年配の方の感情的なぼやき本である。問題提起は何でも良いけど、論理的展開は見られず、著者が数学者とは思えない。これまでの本は評価を受けているようだが。
何故にベストセラーなのだろう。「バカの壁」の謎のベストセラー化のように、新潮新書、首相が引き合いに出すって共通項はあるな…何かの情報操作?
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