「ムーンライト・シャドウ」はオススメ・・・なんだけど。
愛する人との出会い、そして永遠の別れ。味わったことのない孤独、底なしの喪失感に苦しむ主人公は、未来に向かって歩き出す。
これは吉本ばななを著名にした「キッチン」にも納められていて、僕のとても好きな作品。悲しくて辛くて立ち止まってしまった時、もう何もかもが嫌になって座り込んでしまった時、もう一度立ち上がって歩き出す勇気をもらえる。
そのつもりで、ぜひ友達にも読んで欲しくて本をあげた。その友達、愛する人との永遠の別れの印象が強すぎたらしく、夢見が悪くなってしまったみたい(ありゃ)。確かに死のイメージが強い作品でもある。うかつに薦めてしまって失敗。
人によって物事の捉え方は違う、あたりまえのことを改めて実感した次第。これまでも散々人に薦めてきたので、他にも傷ついた人がいるのかも・・・ごめんよ>友達。
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