SFサスペンス。近未来、人々の脳には生涯の出来事を記憶できるチップ“ゾーイ”が埋め込まれ、死後に取り出して追悼会で上映していた。チップの編集者・アランは大企業社長の未亡人から、ある依頼を受けるのだが…
ライフログ(参照)というものに関心が集まる現代。この映画は地味ではあるが、その行く末を暗示しているのかもしれない。
チップの記録と自分の記憶とが違っていてショックを受ける遺族が居たり、チップの不具合から起きる、夢と現実の混合で美しい映像が記録されたりという細かい演出に感心する。何より、この地味な役にロビン・ウィリアムズを起用したことが素晴らしい。
監督オマール・ナイームは、これ以外の作品を撮っていないのかな?
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