まだ呑む自分ともう呑まない人

朝5時に目が覚めてしまった。常に睡眠不足なので二度寝をしたい時間。でも仕事がバタバタしているので今日は起きて、早めにオフィスへ行くことにした。昨日の直感が大当たり、仕事が続々と入る。それを淡々と片付けていく。

夜は渋谷の細雪でひとり酒。ホッピーを頼む。ホッピー1瓶とジョッキに氷と中のセット(320円)、自動的にグラス一杯分の中(290円)が出てくる。それと肉豆腐は一丁分(350円)。

細雪のホッピーと肉豆腐

常連のオジサマ達の中で、僕が手馴れたふりでホッピーを空け、「中外おかわり!あとエイヒレ!」と叫ぶ。とたんに周りから声がかかる。「兄ちゃん強いな」「野球どこのファン?」「するめ余ってるから食えよ」など。若造の自分も呑み仲間として認めてもらえたみたい。ほろ酔いになって、お会計は1910円。ほっ、と息が抜ける一時だった。でも静かに本を読む場所ではなさそうだ。

大塚駅から自宅へ歩く。ふと見あげると満月、ああ綺麗だな、と思っていたらラーメン屋のマスターに声をかけられた。不意をつかれてでびっくりしたが、しばらく立ち話をする。酒をやめて手の震えもなくなったマスター、酒を今日も呑み続ける自分。仕事をやめて少し小さくなったマスター、仕事の愚痴を飲み込みながら生きる自分。その対比。10年も一緒に呑んできた人だけに、ちょっと不思議な気持ちになった。

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