17人のわたし―ある多重人格女性の記録
Masamichi Shimomura
Masamichi Shimomura
虐待で多重人格障害となった女性が、精神科医の助けにより人格を統合するノンフィクション。不謹慎だが、そこらの小説よりよほど衝撃的で面白い。凄惨な内容なのに、次々と好奇心が沸いてきて読むことをやめられないほどだった。
「24人のビリー・ミリガン」とは違った視点で描かれている。同等に読んで良かったと思う名著。
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「24人のビリー・ミリガン」とは違った視点で描かれている。同等に読んで良かったと思う名著。
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僕が中学の時、注文販売でないと買えなかったハヤカワ文庫の「シビル」という本を読んで衝撃を受けました。16の多重人格を医者の献身と20数年もの年月とでひとつに統合するまでの実話です。多重人格という言葉はまだほとんど受け入れられておらず説明しても怪訝な顔をされたものです。でも夢と現実の境があいまいだった僕はこの本にずいぶん助けられたし今でも大切な本です。そのため、その後多重人格の本がたくさん出版されたけど読まずに来てしまいました。なので勧めるのも気が引けるのですがもし手に取る機会があったら読んでみてください。一度、絶版になってまた復活したのですが今はどうなってるかわかりませんが。
>そこらの小説よりよほど衝撃的で面白い。
本当にそういう感じだったのを思い出しました。最初に読んだときはもうちょっと切羽詰まっていて面白いという余裕は無かったかもしれないけど。
あ、本の名前は「失われた私」でした。シビルは主人公の名前でした。
>たまきさん
お薦めありがとうございます。有名な一冊ですね、ぜひ手にとってみます。僕はいっそのこと夢の世界に逃避したい…とすぐ考えてしまうので、少し気合の入った生活をしなければ!と思案中。