天使と宇宙船、十月はたそがれの国

フレドリック・ブラウンの「天使と宇宙船」
レイ・ブラッドベリの「十月はたそがれの国」

を知人から貸して頂いたので読了。感服。

この2人をまとめて語るなんてファンの方に怒られそうだけど、共に初めて読んで、短編とショートショートばかりだったので混乱している部分もある。お許しくださいと。

とにかく読んでいる最中、これまでに僕が読んで(観て)きた作品の多くが頭をよぎった。この人達が「今」に与えた影響の底知れなさに敬意を覚えた。それで、感服です。

内容はSF、ファンタジー、サスペンス、ミステリー…と多岐で、さらに文章には哲学を読むような味わいがある。これを抒情詩、と表現するのだろう。

時には振り返ってこんな名著にも出遭いたいなと思う。でも作品リストを見て気が遠くなった。読書している間は時間が止まればいいのに。

(追記)
振り返ってと書いたのは、フレドリック・ブラウンが1906年生まれ、レイ・ブラッドベリが1920年生まれだったので、「そんな昔」にすごい想像力だなと思ったせい。

でもふと調べてみたら、ウィリアム・S・バロウズ(1914年)、スタニスワフ・レム(1921年)、星新一(1926年)とほとんど変わらない世代。これから読もうとしている「コンタクト」のカール・エドワード・セーガン(1934年)だって。

すごいよ、おじいちゃん達。この人達を読みふけった世代、これらを貸してくれた方から「今のSFは小難しい科学話ばかりでツマラナイ」と言われるのも仕方ないかと。でも、ちょっと悔しいので、「老ヴォールの惑星」を貸して反撃してみる予定。

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