「知的生活の方法」を再読。
初めて読んだのは10年以上前。梅田望夫さんが「ボロボロになるまで読んだ」とブログに書かれていたので、本棚から引っ張りだして再読する(父の書斎から持ち出した記憶あり。ごめんなさい)。
1970年代ベストセラーの本書は、たまに科学的な間違いもあるが、今なお色あせていない。読書、散歩、結婚、さらにはビールやワインについてまで、著者の実体験を通し知的生活を送るためのヒントが数々示されている。
今回とても印象的だった一節、
個人の「蔵書」はいくら小さくても、その人の「図書館」なのである。
その図書館から気まぐれに取り出した本をパラパラと再読した時、その本が持つ真の価値に気が付くことがある。その体験の積み重ねが、次の価値を見出す本能になっていく……といったことが語られている。その通りだ。
あらゆる物のデジタル化が進む情報技術革命「中」の現代、本のユーザビリティに勝る技術は生まれるだろうか。
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