「トンデモ科学の見破りかた -もしかしたら本当かもしれない9つの奇説」を読む。
表題の和訳(意訳)がひどいので誤解されそうだが、中身はれっきとした科学本。原題は「Nine Crazy Ideas in Science」。序章でも「トンデモ」と「デタラメ」は明らかに違うと指摘している。「トンデモ」と思えるものを「科学的」に検証する。
とりあげられる話題は次の9つ。
- 銃を普及させれば犯罪率は低下する
- エイズの原因がHIVというのは嘘
- 紫外線は体にいいことの方が多い
- 放射線も微量なら浴びたほうがいい
- 太陽系には遠くにもう一つ太陽がある
- 石油や天然ガスは生物起源ではない
- 未来へも過去へも時間旅行は可能
- 光より速い粒子「タキオン」は存在する
- 「宇宙の始まりはビッグバン」は間違い
放射能は浴びた方が良いなどは、仮説があることすら知らなかった。それぞれの検証結果はぜひ本書で読んで欲しい。非常に面白くおすすめ。因みに、作者はタキオンを研究する物理学者である。ちょっと贔屓もあるのだろうか?笑。SF好きの僕も信じているけど…
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