「オタク学入門」は1996年発行。今でこそ「オタク」とは誰もが熱中する「趣味」と同義語になりつつあるが、やはり、本質は違う。10年も前にこの分野に着目しているのはすごい。「ぼくたちの洗脳社会」は1998年発行。これも、多様な価値観に溢れる現代を予見している名著だと思う。著者が先見を持つ研究者であることが改めて判る。
さて、なぜこの古い2冊を再読したかと言うと、彼の新刊が今月発行されたから。アルファブロガーの幾人かが贈呈本を読んですでに絶賛している…週明けには手元に届くので楽しみ。また雑学の域を超えた文化研究の書となっているだろうか。
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