小説推理新人賞「告白」

湊かなえ「告白」を読む。

ひとつの事件をモノローグ形式で「級友」「犯人」「犯人の家族」から、それぞれ語らせ真相に迫る。

自己中心的なそれぞれの視点が、現代社会がはらむ問題をうまく取り入れ、効果的に作用している。話題になるだけの面白さはあるけど、人のドロドロさを描いた作品というには物足りない。普通のミステリ。

[広告]

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください