「ラブシーンの言葉」を読む。
愛のかたちは、どんなものであれ、いとおしい。
なんて謳い文句が帯にあるけど、どう見てもエロ本です。本当にありがとうございました…なんて。とても面白い文学的な書。
普段は一番読書に向く通勤電車では落ち着いて読めない。股間が気になって。笑。それはもう刺激的でエロティックな性の営みを、折々の書物からこれでもかと集めている。女のパンティをスムーズに脱がせる方法、フェラチオでイかせる際のTips、いちばん女性が喜ぶにはどうすればいいのか…
そして、荒川洋治の一言一言がこの本の真価。おおらかで、愉快で、楽しいエッセイ。女性作家の例が(僕にとっては意外なほど)多いことにも驚いた。この本を起点に、読みたい本がたくさん増えた。
(追記)
文学の濡れ場にこだわったこの研究もサブカルかな。文学はとても無理なので、手持ちの映画(DVD棚)を見ながら考えた…「ジョーブラックをよろしく」「時計じかけのオレンジ」「スターリングラード」あたりが上位かな。これは本気で考えると面白いテーマかも。
[広告]