和製SF「沈黙のフライバイ」を読む 2008/01/26 コメントをどうぞ (和製SF「沈黙のフライバイ」を読む) 野尻抱介「沈黙のフライバイ」を読む。良質のハードSF短編集。つまり、空想的ではなく、限りなく現代の科学的根拠を軸にした物語。ただし文体はソフト。とても世界に入りやすいのが嬉しい。気に入ったのは最初の一編。宇宙に未知の生命体がいるとして、それと人類が触れ合う時があるなら、意外とこんな風に淡々と、そしてあっけないものなのかもしれない。「コンタクト」の冒頭の興奮を覚える。軽くSFの世界に足を踏み入れるにお薦め。 [広告]