「断絶の時代―いま起こっていることの本質」を読む。再読。
先週まで日経の連載記事「やさしい経済学―名著と現代」で取り上げられていた(連載:一橋大学教授・伊藤氏)。そこに書かれたこんな言葉に心動かされた。
経営学はある時期から経営の手段だけを研究し、経営の目的を探求しなくなった。
ガツンときた。それで、久しぶりにこの一冊を引っ張りす。「断絶」は世の中を大きく変えた。ビジネスの場は完全に変わり、これからも変わっていく。「断絶」は始まったばかりで、まだまだ先がある。僕が生きている間にも想像もつかない変化があるのだろう。
世の中に「ドラッカーを経済学者と認めねえ」と主張する人がいるが、ドラッカーはもとから経済学者なんかじゃない。本人もそう言っている。言うなれば知の巨人。この一冊の本でもそれを再認識した。40年も前に書かれた本が、今尚、色褪せないことに改めて驚かされる。
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