アラン幸福論

アランの「幸福論」を読む。

幸福「論」となっているが、細かく命題ごとに章立てされており、言葉を定義することに生涯を費やしたアランらしい。定義集に具体例を加味し、判りやすくした散文集のような感じ。

自分をよく見据えて生活を営むこと、社会的な礼儀を持つこと、健全な身体によって心の平静を得ること…などに重きが置かれている。すべての不運やつまらない物事に対して上機嫌にふるまえと言う。この人は楽観主義者なのだ。励まされるし、また再読したいと思う。

ただ本書は日本語が読みにくい。同じく神谷幹夫訳の「アラン定義集」ではあまり気にならなかったのだけど…白井健三郎訳を買いなおそうかと思う。

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