「40代にしておきたい17のこと」で考えた

本田健「40代にしておきたい17のこと」を読んで考えてみた。

40代にしておきたい17のこと

「20代に~」「30代に~」に続く、40代で心がけておくと幸せになれる(かもしれない)チェックリスト的な一冊。40代にもなれば自分のリストを持っているだろうし、それと見比べて考えてみると面白いと思う。この本は答えが書いてあるわけでなく、自分で考える演習問題のようなもの。

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少しフライングだけど考えてみた。

  1. できること、できないことを見分ける
    得手を磨き、不得手を補う工夫、それができるのが年の功。それを他人の評価に頼らず、自分で見極めることが大切。自分の得手を評価される環境を整えていくことも知恵。僕は器用貧乏の一言。もう少しだけ情報技術を磨き、あとは人と仕事とを結びつける営業的な能力を磨きたい。
  2. 自分史を書いてみる
    1にも関わるが、自分は誰なのかを見直すのはどの年代でも必要。僕は理想が高いが平凡であると受け入れることが大切だ。それでも約40年の経験を積んできた生活術・仕事術には自信を持って良いと思う。
  3. 60代、70代のメンターに教えを請う
    メンター:指導者、師匠、先達。これは得意分野だ!先輩方とお会いするときは、自分はどう生きれば良いですか?自分の可能性をどう思いますか?とストレートに聞こう。80歳を超えてなお素敵な人もたくさんいる。また自分も後輩に教えることを意識しよう。教えることではじめて気付くことは多いから。
  4. 先立つ後悔をいましておく
    「死ぬときに後悔しそうなこと10個」と「20代の頃にやりたかったこと10個」をリストアップして、未だに/すぐにできない理由も加える。できない理由と対峙する、再起する、何よりリストを見てワクワクしたい。これはリマインダーに追加した。
  5. 健康と時間を資産だと考える
    ごもっとも。うまくお金を健康と時間に投資することもできる(健康診断、ジム、ハウスキーパー活用など)。
  6. お金とどうつき合うかを決める
    お金に不安を抱える奴隷ではなく、お金にだけ愛情を注ぐ主人でもなく、お金を人生を楽しむ友人のように扱えるように。負債は何を置いてもなくす努力を。いろいろな仕事をする(=サラリーマンの副収入)ことも大切。仕事をして収入を得ることは、経済的にも人生的にも幅を広げる。
  7. ノーと言う勇気をもつ
    もともと嫌なことを避けていたら今の立場だからな…。
  8. 世界に自分が何を残せるかを考える
    仕事とは別にライフワークを持つのは楽しい。これはよく言われる。少し大げさな感じだけど、奉仕活動はやっておいてもいいな。「偽善でも無関心よりマシ」は僕の信念。
  9. 自分のサンクチュアリをもつ
    自分を客観的に見る環境を持つこと。それを通して得るものは余裕。時間管理マトリクスでいう重要だが緊急ではない、見過ごされがちな習慣。このリストの大半を考えるために、特に17のために必要だ。
  10. 家族とつながる最後の10年を大切にする
    僕はどうも家族への関心が薄い。顔を見せる、思い出をつくる機会を作ろう。
  11. パートナーシップと向き合う
    僕は孤独も好きだから判らない。人との良好な関係は失わないように、新しい関係が築けるように、努力はしていく。
  12. 新しいことに挑戦する
    問題なくできている。むしろ新しいことばかりに目を奪われず、4のリストを消化すべきだ。
  13. 現在の人生の中にある祝福を数える
    はい。肝に命じます。
  14. 手が届く夢をかなえる
    4のリストをGTDでいうプロジェクト化・タスク化してこなしていくこと。英文法を1つ覚えよう。世界史の教科書を読んでみよう。1ヶ月に1キロ痩せよう。400文字の小説を書こう。電子ピアノを設置しよう。この項目は金を使って解決するのなし(時間を買うのとは違う)。
  15. 絶対にあきらめない
    80歳から見た60歳、60歳から見た40歳は可能性に溢れている。1日3時間を10年で一万時間の法則が叶う。はじめること、続けることの尊さを知ろう。松下幸之助は成功の秘訣を聞かれ「成功するまでやめないこと」と答えた。チャーチルは大学で「ネバーギブアップ!ネバーギブアップ!ネバーギブアップ!」と叫んで講壇を降りた。面白いね。
  16. 正しいことよりも楽しいことを選択する
    この考え方は素敵だ。白黒はっきりさせると窮屈だけど、楽しいか?と考えるだけでアソビが生まれる。余裕が生まれる。もちろん間違ったことはしない。でも他人の間違いを咎めるなんて楽しくはない。
  17. 人生の意味を見出す
    僕の人生の意味は自分を好きになったら判るかも…。実は最近やっと好きになってもいいかな?と思いはじめた。僕が好きで尊敬する人は、みんな自身のことも好きでいる。自分を好きだ!と胸を張って言いたい。根拠のない自信が、裏付ける努力をさせ、努力は夢を実現させる。前へ!前へ!

さて。近所に凛としてゆっくり一人で呑めるお店がある。ここにはメンターも多い。これ幸いと一人で思考し、相手がいれば勉強しよう。呑みすぎないようにしなくちゃね。

最後に印象的だったものを。

人生を台無しにする人は、思考ではなく、感情のコントロールができなくなって、突発的な事件を起こしています。

耳が痛いのでさらに引用。

 怒りは、あなた特有のルールを尊重されていないと感じたときに出る感情です。「こうあるべきだ」というのを踏みにじられ、ルールと違うことをされた、尊厳を犯されたと感じたときに、人は怒りを感じます。
 たいていの場合、自分が理解されていない、感謝されていない、尊重されていないと思うから、人は怒るのです。

怒りは怒りで良い。もう40年を経てつくられた感情を簡単に直せるものではない。でも制御して正しい対応をとる「経験」は備わっているはず。僕は、思いやり、気遣いにちょっと自信ある。それを台無しにするのが怒りという感情。要注意。

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