「生命 最初の30億年―地球に刻まれた進化の足跡」を読む。
ちと科学的解説が難しいので飛ばし読み。しかし興奮した。
「バタフライ・エフェクト」をDVDで観る。
愛する者を救うため、過去を書き換えようとした男が体験する想像を超えた出来事をスリリングに描く。
「君を救うため、ぼくは何度でも過去に戻る」ってB級色漂うキャッチコピー、その通りのストーリー。「最も切ないハッピーエンドの物語」ってDVDの帯、その通りのエンディング。でもね、文句なしに面白かった。やられました。
展開と結末が判っているのに、それを魅せちゃうのが凄い。精神心理、幼児虐待、暴力などの要素で色づけされていて、非常に好みの映画だった。この部分で人によっては好みが別れるかもしれないけど。
10年くらい前に観た「リバース」を彷彿とさせた。実はこれのオマージュではないだろうか。見比べてみたいがこちらはDVDが出ていない模様。残念。
「午前三時のルースター」を読む。
第17回サントリーミステリー大賞・読者賞ダブル受賞作。旅行代理店勤務の俺は失踪した父親を探す少年に同行しベトナムを訪れる。現地の娼婦や運転手の協力で俺達が知った切ない真実とは…
「ワイルド・ソウル」をきっかけに読みはじめた垣根涼介。僕のツボを付いてくる。
彼の作品の持ち味は何といっても疾走感。物語の前半でばらまかれた複線が、後半でいっきに収束していく展開がたまらない。デビュー作でありながらその特徴は健在。少々リアリティに欠ける強引な展開だったけど。またそのスピード感の中にも、父子の思いや、人生の意義など、しっかりしたテーマが飽和されているからなお面白い。
蛇足。格好良いマシン(車やバイク)の描写もたまらなく嬉しい。ブル510にZのL26エンジンって…知識がなくても男はニヤニヤしちゃうのではないか。
2000年発表の本作と、2004年発表の「ワイルド・ソウル」を比べると、著者がものすごい勢いで成長していることが判るり、今後も期待せずにはいられない。幸いなことに作品数はまだ少ないので片っ端から読んでおくつもり。来年、何作か映画化に向かうらしいし。