ダレン・シャン(読了)

半分まで読んでましたが、やっと(仮病で仕事休んでる間に)12巻読了。

おどろおどろしくも、れっきとしたファンタジー。大人が読んでしっかり楽しめる良作。

でも「ハリー・ポッター」より面白いという触れ込みは否定かな。好みで言えば「ダレン」に軍配だが、世界の造詣の深さなど、やはり「ハリポタ」はすごいと思う。一方の「ダレン・シャン」はホラーやアクションの要素がふんだんな点が優れている。両作品の方向性が違うので比べるのもどうかって感じ。

少しだけ、導入にある言葉から深読みしてみた。

現実の世界はきたないし、とても厳しい。主人公がどうなろうがおかまいなしで、ハッピーエンドなどそっちのけだ。人は死ぬし、けんかには負けるし、悪が善に勝つこのことを、話に入る前にたしかめておきたかったんだ。

名門魔法学校を舞台にした「ハリー・ポッター」には貴族的な雰囲気がある。それに対して、けっ、人生はそんな甘いもんじゃないぜ、と言っている気がする。ちょっとヒネタ人向けかもしれない、僕とか。

外伝はただのファンブックと聞いたので図書館にでもあれば手にとろう。

物語の結末も見たので、Webで書評など検索しつつ余韻にひたる。Amazonの紹介文やレビューはネタバレがヒドイ。これから読むつもりの人は気を付けろー。

公式ページ…ホラー映画の告知ページかと思った。絶対に子供向けじゃねー。
日本公式ページ…こちらは子供向け。ネタバレに配慮なさすぎ。
ダレン・シャン(小説)(Wikipedia)

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