おすすめ「辰巳芳子の旬を味わう―いのちを養う家庭料理」を読む

辰巳芳子の旬を味わう―いのちを養う家庭料理」を活用している。

たまきさんの記事を読んで買う。和食を中心に約110点、和食に限らない、家庭料理が丁寧に紹介されている。

ひとつの料理に見開き2ページ、左頁に写真とレシピ、右頁にその料理の背景や由来など、味わい深いエッセイが書かれていて面白い。細かな心遣い、旬を尊ぶ意味、随筆と言っても過言ではないほど、著者の料理へ対する思いが伝わってくる。買ったのが1ヶ月くらい前…すでに台所でヨレヨレになりはじめた一冊。

「まずはゆでる!」でも実感したんだけど、野菜にほどよく、つまり栄養分を壊さずに、かつ一番美味しい状態にまで火を通すってのは極意。例えば、おひたしなど。本当っに奥が深い一品なんだと判る。僕が通うお店で言えば、飯田橋のMとか、大塚のEとか、野菜にかけている繊細な手間と心遣いはすごいと思う。

ついでに和食と言うか、家庭料理で僕の一生ものは、

母だな。子供(俺弟妹)の健康を考えて食材を選び、いつも学びながらいろいろな料理に挑戦してきた偉大な人。基本は全て母に教わった。因みに、食にウルサイ兄弟が揃って口にすることなんだけど、母の春巻きは絶品。あと煮物は誰も適わない。

小林カツ代の基礎のおかず」は、安い、簡単、旨いレシピがたくさん。しかも文庫サイズなので料理しながら片手で使える。安いから汚れても何とも思わないし。そもそも小林カツ代の気さくな料理が好き。その息子ケンタロウの、もっと気軽に料理を楽しもうって考え方も、この母あってこそだと思う。料理は愛情!(ぱくり)なんだな、やっぱ。

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